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ラブホで増える男性スタッフ

ラブホは24時間営業であり、そのスタッフが大概は女性であることは本文でも述べた通りである。しかしそうした常識が変わりつつある。今、ラブホでは急速に男性スタッフが増えている。メイク係のみならず、フロント係でも男性が珍しくなくなりつつある。

これはラブホにおいて男性が働ける環境が整ってきたことが最大の理由である。
従来からあるモーテルタイプのラブホではいまだに24時間勤務のところが多いが、フロントタイプのラブホでは3交代制を取り入れるラブホが増えていることは先に述べたとおりである。
24時間勤務においてはラブホの職場はあたかも共同生活体のような場である。1年の半分を寝食を共にしてして暮らすことになる。とても男女が一緒に働くことはできない。しかし3交代であれば、話は違う。そこはれっきとした通常の職場である。男女が混合しても問題は少ない。

しかも最近では、男性のスタッフがいることに客の抵抗が少なくなってきた。最近の客は、フロントが男性であっても、ほとんど気にしない。それどころか気軽に話しかけてきたりする。

先日も、ロビーで脚立にのぼり電球を交換していたら、女性が正面玄関から入ってきて、私がいるのに平気でこちらに向かって歩み寄ってきた。私は少し慌てて脚立から降りようとしたのであるが、そうしたところバランスを崩して脚立から落ちそうになった。そしたら女性が笑いながら「大丈夫ですか?」と声をかけてきた。

又、以前のことあるが、ルームサービスを部屋にもっていったら、鍵がかかっていたので、チャイムを鳴らしたらガウンを来た女性が扉から顔を出した。若くて可愛い女性であった。そして男の私をみたら、にこりと笑い「ありがとう」と言ってきた。更に、ルームサービスを手渡し、そこから去りかけた私に、その女性は一度閉めたドアを再び開けて、「すみません、モーニングサービスはやってますか?」と話しかけてきた。

このようなことは以前なら考えられなかったことである。このような感じであるから、以前であればフロントが急遽休んだり、欠員が生じても、私がフロントに立つことはなかったが、最近では、もう男性だからといって気にする必要はないと私はよくフロントに入る。

ラブホで男性スタッフが増えてきたのには他にも理由がある。
深夜に働こうという女性は元々少ないが、昨今、ますます、減っているようなのである。私はよく朝の7時頃にモーニングを食べに24時間営業のファミレスを利用する。そうすると泊まり勤務の店員がいるのであるが、以前は女性のウエイトレスもいたが、最近ではやたら男性のウエイターの姿ばかり目につく。時々、牛丼屋にも行くが、そことてしかりである。いずれも女性の深夜の働き手が少なく、女性だけでは人員を揃えるのが難しくなってきたのであろうが、それはラブホとて同様である。私のところでは、まだフロントはすべて女性であるが、時折欠員が生じた暁には、補充には大変な苦労をする。募集してもなかなか来ないし、来てもすぐに辞めてしまう。私の近隣のラブホでも、従来は女性のフロントばかりを採用していたが、最近、「男女フロント募集!」と求人広告を出している。聞くところによると、男性のフロントを採用したそうだ。やはり女性のフロントは確保できなったのであろう。

そもそも経営者から見たら、女性というのは非常に扱いにくい存在である。やはり女性というのは、まだまだ職業意識が低い方が多い。仕事よりも自分の都合を優先する。勤務スケジュールを組む際にも、”いついつの日は出れません”という言い方をしてくる。あくまでも自分の生活中心である。休む時もそうである。”いついつの日はどうしても出れないから休みが欲しい”という言い方をしてくる。もしこれが男性であれば都合の悪い日があったら、”いついつの日は事情があるもので、休みにしてもらうことはできますか?”という言い方をするであろう。
しかし彼女達は違う。自分の生活を何を置いても優先する。これが女性である。だから辞める時も簡単である。ある時突然、「辞めます」と言う。

以前、フロントの27歳の女性が、同僚と喧嘩し、夜の9時頃に「今日で辞めます」と言ってきた。
「ちょっと待ってくれ。一時の感情で言わずに、ちょっと考えてみてくれ」というのだが、頑として了解しない。その女性は翌日も泊まり勤務になっていたので、「じゃあ辞めるのはわかったけど、明日だけは何とか勤めてくれないか? うちも今日の明日ではフロントの手配ができない」とお願いした。
だが、「もう来たくありません。辞めます」の一点張り。そして彼女はその日を最後に職場から去った。

また、ある時、フロントのD子が突然、今日で辞めると言ってきた。
D子は年齢は28歳。身長はすらりと高く、ちょっとした美形だ。しかしどことなく暗い印象だ。いかにも家庭に色々と問題を抱えているようなタイプである。この業界で働く女性に共通して見られることであるが、見た目とは裏腹に煙草やお酒はかなり好むほうである。
正社員の仕事を探していて、そのつなぎとして僕のところでアルバイトをしていたのであるが、正社員の仕事もなかなかないのか、2月からは週3回の日勤だけから、週4回(泊まり勤務も含む)に変更したばかりであった。
「いっそのことうちの正社員にならないか?」という話も何度かしたが、やはりラブホテルということに抵抗があったのか、苦笑いをするだけであった。
そんな彼女が、いつものごとく昨日やってきて、突然、「(他で)正社員が決まりました。今日で辞めます」と言ってきたから、大あわて。

「ちょっと待ってくれ、うちもかわりの人員がいないことはわかっているだろう?」と説得を試みるも、「私にも生活がある」の一点張り。そして彼女は去った。

その他にも、正社員としてフルにフロントに入っており、給料も30万円以上支給していたにもかかわらず、「明日で辞めます」と突然に言ってきたフロントのK子等々、この手の話には事欠かない。

もちろん、すべての女性とは言わない。だが、このような女性がものすごく多いのも事実なのである。

このように職業意識が低く、使いづらい女性よりも、しっかり勤務してくれる男性の方が、客の男性に対する抵抗も弱くなってきた今、ラブホでも受入れられるようになったのは当然の成り行きと言えば当然の成り行きであろう。


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